X-Tech+B2B+SaaS が世界を変革中! ビジネスモデルの特徴まとめ

マネジメント

この記事で、「X-Tech(クロステック)」の事例を紹介しました。

今回はこれら 「X-Tech(クロステック)」 のサービス・事例に共通する特徴をピックアップし、その背景を明らかにします。

「X-Tech」における「テクノロジー」の正体と、「B2B+SaaS」のビジネスモデル台頭

「X-Tech」における「Tech=テクノロジー」の正体は、ネットの技術です。
つまり、Web、クラウド、パソコン、スマホを使います。

でも、これらを使ったサービスやテクノロジーはいままでにもたくさんありました。
そこで、この「X-Tech」の動向に共通している特徴をまとめます。

「B2B+SaaS」のビジネスモデル台頭

前述の事例に共通していることの1つ目は、「B2B」(Business to Business)、つまり、会社向け・法人向けのサービスであることです。

2つ目は、「SaaS(サース)」:Software as a Service であることです。
「SaaS」は、IT技術者ではない一般のユーザーが、ブラウザやスマホアプリによって利用できるサービスです。

「B2B+SaaS」の代表事例

「B2B+SaaS」の代表敵事例として、最近上場で話題になったのが「Slack」や「Zoom」です。

「Slack」はビジネス向けのチャットサービスです。
「Zoom」はビジネス向けにテレビ会議を提供します。

「X-Tech」+「B2B」+「SaaS」に共通した3つの特徴

次に、これらの「X-Tech」+「B2B」+「SaaS」サービスに共通した特徴を、3つにまとめます。

特徴1)安い(特に初期費用が安い)【サブスクリプション】

1つ目の特徴は、費用が安い、あるいは、割安に見えることです。特に、初期費用を安くして、始めやすい・とっつきやすい料金設定をしています。

まるで雑誌の定期購読のように、毎月決まった定額を払ってサービスを利用する権利を買うビジネスモデルを「サブスクリプション」と呼びます。略して「サブスク」と呼ばれ、もはやバズワード・流行語になっています。

「サブスクリプション」の代表事例は、「Microsoft Office」や「Adobe CC」がわかりやすいです。
どちらも、パッケージソフト、つまり、何万円、何十万円を払ってずっと使える、という形態で売っていましたが、ここ数年でサブスクリプション化を急速に進めています。

「Microsoft Office」は3万円、あるいは、パソコンとセットで買う、ということが主流だったのですが、いまは月額900円程度で使えます。

「Adobe CC」はデザイナーなどプロ向けのツールとして、10万円単位の価格で売られていましたが、いまは月額5,000円程度で使い始めることができます。

どちらのサービスも、日々アップデートされ新機能が追加されます。常に最新版を使うことになります。これによって、サービス提供側は古いソフトをメンテナンスする必要がなくなり、ユーザー側は追加料金を払うことなく新機能が使えます。

特徴2)時短、生産性向上、効率アップ

2つ目の特徴は、ズバリ「時短」です。

いままで時間がかかっていたものが、ものすごく速くできるようになる、あるいは、ものすごくカンタンにできるようになる、というサービスです。

事例としては、会計のサービスでさきがけになったクラウド会計ソフト の「freee(フリー)」がわかりやすいです。
現在は成長して多機能になっていますが、もともとは、経理や会計の業務をカンタン・シンプルにすることで人気を得たサービスです。

特徴3)カスタマーサクセス、ユーザーに寄り添う

「サブスクリプション化」により、サービス提供側は日銭を安定的にもらうことができます。

逆に言うと、怖いことはユーザー離反です。つまり、ユーザーが使わなくなってしまうとおカネがもらえなくなり、事業が傾く、ということです。

この特徴から「カスタマーサクセス」という概念が打ち出され、実行されるようになりました。

「カスタマーサポート」は、ユーザーの疑問や不安にお答えして問題解決をする仕事、あるいは、それを担う部門のことです。「カスタマーサポート」に対して「カスタマーサクセス」はもう一歩踏み込んだ考え方です。

「カスタマーサクセス」とは、言葉通り、そのサービスを使ってユーザー・お客様の業務を成功に導くことです。

使い方を教えるところから始まり、何をどれだけどのように使ったら、一番うまくサービスを活用できるか、まさしくユーザーに寄り添う形で、業務の時短や生産性向上を達成してもらわなければなりません。

こうすることで、ユーザーは喜んでおカネを払い続ける形を持続することができます。

まとめ

「X-Tech(クロステック)」 のサービス・事例に共通する特徴をピックアップし、その背景を紹介しました。

その具体的な事例をピックアップしたこの記事も合わせてご覧ください。


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