ネットの知識はネットにある!無料で大量にあるネット技術の知恵

テクノロジー

このブログではネットでの起業をメインテーマとしていますが、これに必要になる技術的な知識を身につけるにはどうするか、あるいは、デザイナーやプログラマーなど一種の職人として仕事を始めて一流になっていくにはどうすればいいのか、その入り口を見つける方法を紹介します。

ネットの知識はネットにある

いきなり結論です。

えいちゃんのヒトコト
えいちゃんのヒトコト

ネット技術の情報は、ネット上に「無料で」「大量に」ある。

ネット技術の情報は、ネット上に「無料で」「大量に」あります。
では、ネット上の大量の知識をどのようにゲットすればよいのでしょうか。

ググれ:Google it.

ネット上に「無料で」「大量に」ある知識を手に入れるには、検索します。つまり、「ググる」わけです。

「当たり前じゃん?!」

世代によってSNSで検索するほうがが普通になりつつありますが、ネットの技術的知識を手に入れるのに、Googleにかなうサービスはありません。圧倒的ナンバーワンです。よって、好き嫌いにかかわらず「ググる」ことになります。

これは国内外を問わず世界中で同じ状況のようです。アメリカのネット企業のオフィスで

「Google it.」

と言っているのを聞いたことがあります。直訳すると「ググれ」ということですね。「Google」が動詞になっていました。

超高速・猛スピードでググれ。

実は、瞬時にググって必要な情報を引いてくる、という能力、あるいは、そのスピードが、職人の腕のよさに直結していることも多いです。

特に、プログラマの仕事で差が出ます。部品を組み合わせて動くものをすぐにつくることを求められる現場が増えており、新しい生産性の高い手法をどんどん取り入れて、それを使ってすぐに成果を出すことを求められます。

また、何かの不具合やトラブルに遭遇したときに、「世界のどこかに同じ目にあっているヒトがいるはず!」と思って検索するとたいていいます。

実際、本当に信じられないほど速くピンポイントで正確な情報を見つけてくる職人がいます。キャリアの初期にそういう人に出会えたなら幸運です。

本のほうが読みやすいですよ?

本のほうがきちんと整理されていて読みやすい、という意見もあるでしょう。

実際、書店のコンピューターやネットの棚は、この20年で爆増しています。しかも、毎年毎年どんどん新刊が出て増えていきます。

そして、新刊が出てくる分だけ、陳腐化スピードも猛烈に速くなっています。

だいたいの目安としては、3年以上前のものは古くなってないか疑いながら読んだほうがよいでしょう。プログラム言語やHTML・CSSの知識が書かれた本は、できれば1年以内に出たものを買ってください。

極端なものでは、1年しかたっていないのにもう全然使えない、というケースもあります。たとえば、クラウドサービスの使い方を解説した本は陳腐化がかなり速い傾向です。AmazonやIBM、Googleのサービスそのものを解説する場合、たとえネット上のブログであってもすぐに古くなり、画面説明する画像が実物と合わなくなることが非常に多いです。

もちろん、陳腐化していない不朽の名作もありますが、新刊書の数に比べると非常に少ないです。これもまとめ記事がネット上にたくさんありますので、「ググって」みてください。一流に向かっていくときに役立つはずです。

教育コンテンツ・ブームの恩恵にあずかる

数年前から、教育コンテンツを提供するサービスやビジネスがブームとなり、「EdTech(エド・テック)」と呼ばれるようになって小中などの学校教育にまで広がりながら定着しつつあります。

いくらネット上に大量にあるといっても、職人が片手間にメモした記事も多く、教育コンテンツとしてみた場合の品質の差はいろいろです。

そのような状況下で、体系的にカリキュラムを作りコースにまとめてくれるサービスがたくさん登場しました。スライドや実演動画で教えてくれたり、開発環境を用意してくれてそれに従っていけば一定の知識が身につくようになるなど、特に初心者にとって「至れり尽くせり」の状況が生まれています。

ほとんどのサービスが「フリーミアム・モデル」つまり、無料で使い始められるけど一定以上使うと有料になる形で提供されているので、まずは無料で試すことができます。

有名なものをピックアップします。

  • Udemy
    • Google提供の無料コンテンツが話題に。
  • Progate
    • プログラミング学習で定評。
  • Aidemy
    • 人工知能・AIのシステムを勉強することに特化。
  • Schoo
    • 多種多様なジャンル有り。
  • Udacity
    • 英語で学ぶ
  • ドットインストール
    • プログラマにファン多数。

パソコンやスマホなど、ハードウェアは買わなければならない

いままで見てきたように、ソフトウェア、特にソフトウェアやコンテンツを創るヒトには、いろいろなものが無料で提供されています。よって、やる気さえあれば、おカネがなくても勉強できてウデを上げられるようになっています。

しかし、ハードウェアは入手しなければなりません。

プログラマーやデザイナーとして仕事をする場合、パソコンやスマホの性能と仕事のスピードや生産性は直結します。つまり、比較的高価な最新のものを手に入れると、仕事が速くなるわけです。

よって、パソコンやスマホはなんとかして新しいものを手に入れてください。

目安としては、2~3年で買い替える感じです。
ネット企業ではおそらくこれぐらいの間隔でパソコンをリプレースしているところが多いでしょう。

職人としては、だれでも一定のところまでイケる!

そこそこのパソコンを買って、独学で学べば、早い遅いの差はあるもののだれでも一定のところまでいける、つまり、職人として仕事ができるようになります。

ただし、才能・センスの差は厳然としてあります。これはどの業界、どの世界でも同じでしょう。

ネットの技術に関しては、仕事のスピードや品質が目に見えないことも多いので、わかりにくいかもしれません。

20倍の壁に挫折した体験

センスの差について、比較的わかりやすい例として、講義でよく話している実体験を紹介します。

30年前の当時、私は「Emacs Lisp」という言語を勉強しました。「Emacs」というすばらしいエディターのカスタマイズができる言語で、大学の研究室の勉強会で私は「Emacs Lisp」の担当でした。そして、当時の「Emacs」には、ファイルが終わりになってもカーソルがそこで止まらず、無限にカーソルを下まで送ることができてしまう症状がありました。そこで、ファイルの終わりのところでカーソルが止まるように「Emacs Lisp」を使ってカスタマイズをしたのです。

20行のプログラムが出来上がりました。ちゃんと動きます。当時もいまも「Emacs Lisp」を扱える人はそれほど多くなかったので、ちょっとだけ自慢でした。

ところが、隣にすわっていたMちゃんが、なんと1行で(!)同じ動作をするプログラムを書いてしまったのです。

「これで動くはず。」
本当です。動きました。しかも、なぜこれで動くのか、何度見ても私にはわかりませんでした。

生産性は20倍です。20行が1行になったのですから。

Mちゃんとは、五十音順で名前が近いという理由で(笑)大学1年のときに友だちになり、結局4年生の研究室まで同じになって4年間よく顔を合わせていました。2年の後半からプログラムの講義や実習が始まると本領を発揮し始め、おそろしい速さで吸収し使いこなす様子を、隣でよく眺めていました。

よくよく思い返すとこのときにプログラマとしてやっていこうという意思がなくなり、挫折していたような気がします。ただし、その後、Webディレクターやプロジェクト・マネージャーとして優秀なプログラマーたちと仕事をするときに、彼をみて体験していたことがものすごく役に立ちました。

独学で進んでいける力が、サバイバル能力になる

いままでみてきた優秀なプログラマーが、誰かに教えてもらっているのを見たことがありません。独学、独力で、だれよりも早く新しい技術を吸収して「使える」ようになっていました。

ここでいう「使える」というのは、自分の意図した動作をさせることができる、という意味です。

だれよりも速い、というところまではいけないかもしれませんが、大勢の人よりもちょっとだけ早ければ、十分にいい給料が出るでしょう。

まとめ

ネットの技術について、あるいは、プログラマーやデザイナーなど職人になるための方法について、その道筋をお伝えしました。

特に、プログラマーの需要はこの20年間なくなったことはありませんし、フレームワークが流行するなどしていろいろな予想がありつつも、減る様子はなくどんどん増えています。独学で十分進めますから、新たに志すにあたって大きなリスクを抱える人はあまりいないでしょう。

お役に立てば幸いです。

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