流入設計~だれがどうやってそのコンテンツにたどり着くのか、演出すべし

マーケティング

ホームページ・Webサイトにはいろいろな使い方がありますが、広くあまねく多くのヒトに伝える目的で作成されることが、もともとの用途です。

しかし、Webが広まって一生かかっても受け取りきれない大量のコンテンツが存在する現在、つくったコンテンツをどうやって見つけてもらうかを考えることが、とても重要となりました。

今回は、いかに届けたいヒトに届けるか、みてもらうためのテクニックとして「流入設計」を紹介します。

流入設計とは

流入設計とは、見るヒトがどのようなルートをたどってコンテンツにたどり着くのか、それを意図して仕掛けることを言います。

そのWebページに、どういう理由でどこから入ってくるのか、戦略的に考えないと、インターネットの海に沈んでだれも見てくれない状況に陥ってしまいます。

では、具体的に、どういうところからの「流入」を考えるべきでしょうか。例をあげていきます。

流入元:検索サービス

Googleやヤフーなどのいわゆる検索エンジンからの流入があります。

現在のインターネットにおいては、Googleの検索システムにいかに有利に扱ってもらうかが、マーケティング上の重要テーマとなっています。つまり、検索結果画面で上位化すれば、広告費などのお金をかけなくても継続的に流入が発生するからです。検索サービスがそれだけの媒体力、集客力をもっているので、それにのっかろう、ということです。

「SEO:Search Engine Optimization」検索エンジン最適化

この観点から、「SEO:Search Engine Optimization」検索エンジン最適化という考え方が重要視されています。

Googleのキーワード検索結果に対して、Googleへのウケがよくなるようなコンテンツを作り、Googleが推奨するWebページの作りかた(コーディング)をして、さらにサーチコンソールなどのツールを通してGoogle側に自分たちのWebページをきちんと登録することが、マーケティング上のテーマとなっています。

流入元: SNS:Social Networking Service

現在では、SNSというと、Facebook、Twitter、Instagram、LINEなども含むようです。(時期によって「SNS」という言葉のニュアンスが変わっていっています。)

共通しているのは、ユーザー間のコミュニケーションがあって、その中に自分たちの伝えたい情報を入れていくことで、SNSユーザーにリンクを踏んでもらって、流入してもらう、という作戦です。

流入元:他サイトからのリンク

他のブログや、媒体力のあるニュース記事に取り上げてもらうことによって、コンテンツを見つけてもらう方法です。

Googleが初期の頃「PageRank」という概念を打ち出し、どこからリンクされているかによってそのページやサイトの評価を決める、というアルゴリズムを使い始めました。このこともあって、ブログやWebサイトをつくるときには「リンク集」というページをつくってお互いにリンクを設定する習慣がありました。

しかし、いまはあまり重要視されなくなっています。お友達のブログのリンク集から流入することは、あまり期待できないからです。

1つのWebサイト、あるいは、1つのブログの中をじっくり読んで、リンク集から関連するサイトに飛んでいく、という行動はあまりなくなり、検索サービスからある1つの記事にポンっと飛び込んできて、目的を達成したらすぐに去っていく、という行動のほうが普通になってしまったからです。

ただし、前述の「SEO対策」の観点から、リンクをはることは重要です。外部へのリンク、サイト内部のリンクがあることが、Googleの高評価につながります。ユーザーがスムーズにコンテンツをみられるように、リンクは積極的にはりましょう。

流入元:メールマガジン

Webサイトに来てもらった瞬間を狙って、メールアドレスを登録してもらう、というやり方がいまも現役で生きていて、実際に行われています。

ユーザーがこのサイトの情報を継続的に受け取りたい、と思うことが条件ですが、メールアドレスの登録であれば敷居が低いため、SNSなどの代替手段が豊富にある現在でも利用されているマーケティング手法です。

そして、集めたメールアドレスに、たいていは定期的にユーザーが喜びそうな情報を送ります。自分たちが宣伝したい、つまり、うったえたい、買ってほしいものは、そのコンテンツの中に混ぜて見せたり、PRの形で出したりします。このようなメールを「メールマガジン」「メルマガ」と呼びます。

このメルマガの中にリンクを置いて、ユーザーをコンテンツに誘導します。

流入元:ネット広告

インターネット広告から流入してもらうこともできます。

これはお金がかかりますが、その費用は安いものから高いものまで、1円単位から億円単位まであらゆる価格帯の広告があります。

広告の詳細は、別途詳しいコメントをかいています。 次の記事を参照してください。

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流入元:ECサイト

扱うテーマがお店で買える商品であれば、ECサイトが広告のような役割をしてくれることがあります。

メーカーへのリンクを載せてくれることもありますし、売り手が詳細な情報を載せてくれることもありますので、売り手にうまく情報を手渡すことが、マーケティング戦略の核になるケースもあります。

流入元:自分たちのサイトから

一般に「オウンドメディア」と呼ばれる手法があります。

たとえば、ブランド専用のWebサイトをつくったり、1商品のためだけに情報を集めてWebサイトを作ったりすることがあります。PR用の一時的なキャンペーンページとすることも多いですが、Webサイト上でコミュニティを作り継続的にファンをつくっていくケースもあります。

Webサイトに繰り返し来てもらい、情報を受け取るなどのメリットを与えながら、そのブランドや商品、サービスを思い出してもらうことで売上をあげていきます。

流入を観測する方法

流入設計をする上で、いまはどこからどれだけの流入があるのかを測定したくなります。

いわゆる「アクセス解析」のツールとして、「Googleアナリティクス」がもっとも普及しています。無料でものすごい多機能であり、最近は、Googleで収集している個人の属性情報も混ぜてレポートをつくってくれます。

自社、自分のWebサイトではない場合、たとえば、ライバルのWebサイトの流入をみることも可能です。一番有名なツールは、「Similar Web」です。

Pardon Our Interruption

ユーザーやデータの範囲は限定されているものの、ライバルの傾向が少しでもみえることはとてもありがたいです。

まとめ

いかに多くのヒトに見てもらうか、あるいは、どうやって狙ったユーザーにきちんとコンテンツを届けるか、を考える手がかりとして「流入設計」を取り上げました。

お役に立てば幸いです。

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