年々種類が増えて複雑怪奇になっていくネット広告を、たった4つの分類でシンプルに紹介

マーケティング

インターネット広告にはたくさんの種類があり、いざ広告を出そうと思ったときに、何にどう費用がかかるのかよくわからないときがあります。毎年たくさんの広告商品が売り出されて、その技術は毎年どんどん複雑になっていきます。

毎年難しくなっていってしまうインターネット広告の費用について、シンプルに4つに分けて紹介します。

4つに分けられるおカネのかかりかた

インターネット広告の費用のかかりかた・課金のされ方は、次の4つと、その組み合わせに分類できます。

一つずつコメントします。

クリック型

インターネット広告は普通、表示されて文字や画像が見えるだけでなく、クリックすると次のページ(ランディングページ:LPと呼ばれます)が表示されます。

そして、広告を見たヒトが興味をもってクリックした場合だけ、費用がかかる、という仕組みを作りました。この仕組みがTVやラジオ、新聞や雑誌などの従来あった広告媒体とは圧倒的に違う商材だと言えます。

「クリック型」の広告は、クリックされた数に応じて費用が請求される広告で、表示されただけ、見られただけではおカネがかからない分、リスクが低いと判断できます。そのかわり、広告が表示されるか表示されないか、どういう順番でどの部分に表示されるか、細かいところは広告主(広告を出す側)が指定できないケースが多いです。

クリック型の代表事例は、「リスティング広告」です。ヤフーやGoogleの検索結果画面に、広告が表示されることがあります。検索結果とまじってあまり目立たないようになっていますが、検索結果(一般に、オーガニック、と呼ばれます)と上と下に追加されています(2018年10月現在)

広告を出す側は、ヤフーやGoogleの管理画面から、この広告をどういうキーワードが検索されたときに表示してほしいか、そのときいくらなら払うか、などを設定できます。ある程度指定できるのですが、その広告が実際に表示されるかどうか、上に表示されるのか、下に表示されるのか、あるいは、何番目に表示されるのかや、ヤフーやGoogleが支配していて、広告を出す側もユーザー側も制御できません。

インプレッション型

広告が画面に表示された回数で費用がかかるのが、「インプレッション型」です。

「インプレッション型」は、従来のテレビCMや新聞広告にとても近いイメージで、クリック型よりは理解しやすいかもしれません。表示されて目につくことで、ブランドの浸透を狙う目的などで利用されます。必ずしもクリックされなくても表示されて目に入るだけでもOK、というときに利用されます。

代表事例は、Yahoo! JAPANのトップページに表示されて一番目立つ広告です。クルマやビール、化粧品など大企業の商品がハデなアニメーションでアピールされることがよくあります。

また、クリックされた場合に別途料金がかかる場合と、純粋に表示回数だけで費用がかかる広告商品もあります。

期間保証型

「期間保証型」は表示されている期間に対して、料金がかかるものです。

たとえば、「9月23日の0時から、9月30日の23時59分59秒まで掲載」といった感じです。電車の中吊り広告をイメージするとぴったりだと思います。一定期間そこに表示しておくよ、ということでおカネを払うのです。

「枠売り」「純広告」などと呼ばれる場合、この期間保証型になっていることが多いです。広告が表示される場所はたいてい決められています。たとえば、右側(右カラムと呼ばれます)の上のほう、右側の下のほう、あるいは、画面の上部、スマホで言えば、画面の一番下など、たいてい決められたエリアを用意しています。この決められたエリアのことを、一般に「枠(わく)」と呼びます。

成果課金型

ネット広告には、そのあとのアクションを求めるものが多くあります。

たとえば、資料請求してほしい、問い合わせをしてほしい、申込みをしてほしい、サービスにユーザー登録をしてほしい、すぐに買ってほしい、などです。広告をみてクリックしたあと、そのヒトが一定の時間内に決められた行動を起こした場合に費用が支払われるのが「成果課金型」の広告です。

単に広告が表示されたり、クリックされたりしただけでは、本当に買ってくれるのか、本当にユーザー登録してくれるのかはわかりません。むしろ実際に狙った行動をするヒトの数は非常に少なく、1%以下になることもあります。ですから、インプレッション型やクリック型の広告では、1回当たり単価は安くなっていくのが普通です。

これに対して、実際にそれをやってくれたときだけその行動1回あたりに対しておカネを払う、というのが成果課金型の特徴です。

代表事例は「アフィリエイト」です。
ものすごくよく利用されているのは、Amazonのアフィリエイトでしょう。リンクや広告をクリックされたあと、買うまでのユーザーの行動を追っかけて、実際に買った場合のみ、リンクや広告を掲載していたヒトにAmazonがおカネを払う仕組みです。販売促進を手伝ってくれたお礼、ととらえてもいいかもしれません。

毎年増えていく広告プロダクトは、これら4つの組み合わせ

毎年発売されるネット広告は、これら4つの組み合わせになっていたり、好きな課金の方法を選ぶことができたりします。

代表事例は、「DSP広告」です。提供側の仕組みにもよりますが、クリック型やインプレッション型を選んだり組み合わせたりすることができます。

まとめ

種類がたくさんあって複雑なインターネット広告を、4つに分けて紹介しました。

お役に立てば幸いです。

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