自分の身体感覚で起業できる、若いこと・経験がないことのメリット

マネジメント

ネットのビジネスにおいては、経験が少なくとも知識がなくとも、若いということだけで巨大なメリットがあります。

その理由をシンプルにまとめます。

若いことのメリット:ターゲットのニーズが肌感覚でわかる

ネットのビジネスにおいては、経験が少なくとも知識がなくとも、若いということだけで巨大なメリットがあります。

いまIT業界をリードしているサービスは、SNSに代表されるように若い世代、10代20代が主たるユーザーであることが多いのです。

つまり、自分の感覚、感性、肌感を使えば、いちいちマーケティングだリサーチだと言わなくても、ユーザーが理解できユーザーニーズがわかる、ということを意味しています。これはおカネがないヒトもいないスタートアップ企業にとってはものすごく大きな価値です。

たとえば「LINE」。IT業界のおじさんおばさんたちには読みきれなかった

たとえば、少し前の話しになりますが、LINEが出てきたとき、これほど流行して定着するものになると予想したヒトはほとんどいなかったでしょう。それはいまテックジャイアンと呼ばれているGoogleやFacebook、Amazonなどと同じように、新規性はそれほどありませんでした。同じようなサービスはその前からあり、むしろたくさんあったのです。

私自身は、LINEのユーザーが1000万人を越えたというニュースをみたときに、やっと自分でダウンロードしました。LINEは一人だと何もできないので、ランチタイムに職場の仲間に頼んでインストールしてもらい友だちになってもらったことをよく覚えています。

そのときすでに若い世代、特に女子高生の間で大ブレイクしていたのです。ほとんどのネット企業がこれをキャッチできず結果的には独走体制で1億人を越えていったと記憶しています。

振り返ると、古くはポケベルも、ガラケーもスマホも、10代20代の購入・利用が急増することが先行して起こり、そのあとに、その上の世代に普及していったのです。

これからは違う? シニア世代の増加

当然、今後高齢化社会になりシニア世代が増えていくにしたがって、このような傾向は変わってくるかもしれませんし、シニア世代から大ブレイクする事例が出てくる可能性はあります。

むしろ、ビジネスチャンスとしてそういう戦略を考えているヒトたちはかなりたくさんいると思われます。

しかし、いまのところ、若い世代が先行しています。

だから、若いということだけで巨大なチャンスをその手にすでに持っている、と言えるのです。気がついて行動するかどうかだけなのです。起業するにはむずかしい知識が必要でスマートに戦略的にやらなければならないと思っているヒトもいます。自分は若くてそれがないから起業はむずかしいのだ、という考えをもっているなら、それは間違いだということです。

たとえば、LINEの機能は難しかったでしょうか。だれかと友だちになってつながってチャットするだけです。スタンプという大ブレイクした機能があったものの、ケータイでチャットすることはガラケーでごくごく普通にやっていたことでしょう。

だからむずかしい知識よりは、ニーズがあることをつかんでそれを解決するだけの行動量が大事です。

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