「すむたす買取」マンション売却の強烈なカンタン時短体験

マーケティング

「X-Tech(クロステック)」のなかでも、いま注目されている「不動産テック」と呼ばれるビジネスに関連して、この記事では、不動産の売買に革命を起こそうとしている「すむたす買取」というサービスを紹介します。

住宅価格を自動で推定できるなら・・・

以前、「Zestimate」あるいは「Redfin Estimate」という住宅価格を自動的に推定するサービスを紹介しました。

つまり、物件価格の自動見積もりできる、ということです。

人工知能・AIの技術は、大ブームのおかげで普及しており、利用するだけなら技術的にも費用的にもそれほどハードルが高いわけではありません。

むしろたいへんなのは、人工知能・AIに入力する「学習データ」のほうでしょう。
現在流行している人工知能の技術では、データがとにかくたくさん必要です。不動産の分野で考えるべきことは、地域や物件の分類などでサービスする範囲をうまく作り、手に入るデータで人工知能がうまく性能を発揮できるように調整することが、現実的な成功・不成功を分けるでしょう。

しかし、「自動的に見積もりできるんだったら・・・」と思った方はたくさんいらっしゃるはずです。

自動的に見積もって、少しだけ安めに買い取ってしまえば、それを売ることで大儲けできるのでは?

「Opendoor」オンライン買取再販の先駆者

これをアメリカで先行して実現したのが「Opendoor」と呼ばれるサービスです。

2014年の創業から5年で時価総額は2000億円を超えると言われています。

このビジネスモデルでは、人工知能・AIを含んだシステムが、いかに正確な見積もりを出せるかどうかで、会社の損得が決まってしまいます。(ある意味とても怖いビジネスモデルかもしれません。)

このため、アメリカ全土で実施されているわけではなく、前述のTechcranchの記事でも10都市に広げることが書かれています。FAQページを見ると、2019年7月現在、20都市まで広げているようです。

Opendoor FAQページより引用

これは、先行者の「Opendoor」が提供できていない地域、あるいは、他の国でもチャンスがたくさんあることを意味しています。テクノロジーはカンタンに国境を越えてきますが、データ入手ルート、要するにコネの部分は、それほどカンタンには国境を越えられません。

このチャンスを逃さず起業した企業のひとつが「株式会社すむたす」、つまり、今回紹介したかった「すむたす買取」というサービスです。

前置きが長くなりました。

日本版Opendoor:「すむたす買取」が提供してくれるモノ

「すむたす買取」が提供してくれるのは、強烈な「時短」「カンタン」です。

従来のマンション売買体験

個人的な経験ですが、以前にマンションを買ったとき、不動産屋さんが事前にそろえてくれた調査資料は、A4ファイルに一冊分のボリュームがありました。(これはむしろ、しっかりした不動産屋さんであったことを意味します。)

この他、契約・購入に至るまでに大量の書類にサイン・捺印させられたことは言うまでもありません。日本の慣習では当然のことです。

売るときには、まず不動産屋さんに依頼します。

買った時の不動産屋さんに依頼したのですが、買取が得意なのとうまく売ってくれるのとは違うことらしく、3か月、半年たっても動かないので、ツテをたどって別の不動産屋さんに依頼しました。

自分が住んでいるとどうしようもなく動かないので、先に引っ越して空き家とし、トイレなど古くなっている部分を改装して、価値と価格をあげて売りに出しましたが、まだ買い手がつきませんでした。そこで、価格を少し下げて出したところ、ようやく買い手がついて売却に至りました。

売ることを決意してから1年半ほどかかっています。

それでも買った時と売った時のトータルで1割ぐらいの利益が出たので、決してダメな物件だったわけではないのですが、それでもこれだけの手間と費用と時間がかかるわけです。

リスクも大きいです。
売れるまでは、改装・リフォームの費用や売ったあとに入る収入を持ち出したままの状態となります。最終的にいくらで売れるのか、なんの保証もありません。
これに耐えられるだけの、おカネと時間の余裕が必要です。

強烈な「時短」。物件売却を最短2日で

「すむたす買取」は、最短1時間で買取価格が提示されます。

そして、最短2日で、現金買い取りしてもらえます。

前述の個人的な体験から考えると、「これなら、多少安くてもいっか」と思える速さです。

また、「すむたす買取」が直接買い取るモデルのため、通常諸費用として取られてしまう仲介手数料が発生しません。中間業者をはさまずダイレクトに取引することで安くする、テクノロジー企業の特徴を引き継いでいます。

「カンタン」:テクノロジーが提供する共通要素

テック企業が共通して提供する「カンタン」を、「すむたす買取」も強烈な形で実現しています。

2019年7月現在、買取価格の見積もりに必要な項目は、マンション名、郵便番号、部屋番号、建物面積、間取り、メールアドレスの6つだけです。

「すむたす買取」トップページより引用

これは、売る気がなくても物件を持っている人なら、入れたくなってしまいます。

オンライン買取再販モデル、ライバルは増えそう?

前述のとおり、このサービスのコアになるのは、買取価格を決めるときの精度・性能です。

現在のテクノロジーにおいて、精度・性能を決めるのはデータです。人工知能・AIに学習させるデータをいかにたくさん集めるか、あるいは、良質なものに絞り込んで集められるか、が勝負の分かれ目です。

以前の記事で紹介したとおり、日本では、アメリカほどにデータの公開が進んでいません。

ですから、データを入手するルートを、いかに作ることができるかで、勝負が決まるでしょう。
この点から考えると、今後ライバルが増えていきそうな予感がします。

2019年7月現在、「すむたす買取」では、東京23区内に限定されたエリアで提供しているようです。
データ・物件の量、買取金額の大きさから考えると、妥当な選択なのでしょう。むしろ、「港区」や「世田谷区の駅近」など、もっと絞り込んでもいいぐらいではないかと思いました。

まとめ

オンライン買取再販モデル、日本版Opendoorと呼ばれている「すむたす買取」というサービスについて紹介しました。

お役に立てば幸いです。


コメント