ペルソナのつくりかた~第三者視点を共有するツール

マーケティング

マーケティング手法であり、ネットのスタートアップや事業企画のプロセスでよく利用される「ペルソナ」を紹介します。

チームでブレスト風(ブレインストーミング風)に、軽い感じで「ペルソナ」を決めていく手法・テクニックと、そのメリットを紹介します。新しいネットサービスを企画する前提ですが、既存のサービスをリニューアルするときにもそのまま使えるテクニックです。

「ペルソナ」は意外と深い

「ペルソナ」というマーケティング手法が有名になりました。

「ターゲット」という言葉と似ており、はやり言葉のようにネット業界で使われる言葉として広がっていきました。「ペルソナ」という概念は意外と奥が深く、深掘りするとそれだけでもぶあつい1冊の本になるぐらいのボリュームがあります。

えいちゃんのヒトコト
えいちゃんのヒトコト

ペルソナとは:
ターゲットとされる架空の人物・人格をつくり、設計や判断の基準とする手法。

ペルソナとは、ターゲットとなるユーザー・利用者を選んでいくための手法です。

ユーザーの年齢、性別、家族構成、住所、職種、趣味、ネットの利用頻度など、かなり細かく設定することで、ペルソナとしての精度を上げていきます。また、名前を付けて、顔写真を用意することで、チームメンバーの発想が広がりやすくなります。

ペルソナをチームで作っていく手順

では、ペルソナをチームで作っていく手順をご紹介します。

会議の設定、事前準備

会議を設定します。

ブレインストーミングをするつもりでセッティングしてください。チームメンバーを全員入れることは大事ですがもし多すぎる場合には、できるだけ職種や属性が違うヒトを入れて、会議中の発想の広がりを演出しましょう。

ペルソナを構築していくための事前準備として、ユーザーインタビューやアンケート調査など、定性・定量リサーチのデータを裏付けにすることもよくあります。しかし、「あのヒトがああ言っていたから」というところに振り回されることも多いので、ブレストに入る前の準備として目を通すことは大事ですが、いったん離れて会議に臨みましょう。

予算もないし時間もないから調査なんてできないという現場も多いです。その場合は、メンバー各自でテーマにそうような知識をネットでググっておくだけでもよいでしょう。

ペルソナのためのブレスト開始

以下のものを用意してください。

  • 付箋
  • 太めのペン
  • B紙、あるいは、ホワイトボード(付箋をたくさん貼り付けるため)

ブレインストーミングの会議とまったく同じ要領です。
B紙、あるいは、ホワイトボードに大きく線を引きます。

属性のところには、必要だと思う属性をどんどん追加していきます。たとえば以下のようなものです。

  • 年齢
  • 性別
  • 職種
  • 体格(身長や体重など)
  • 性格
  • 家族構成
  • 住んでいる地域
  • 出身地
  • 生活習慣
  • よく使うアプリ
  • よく使うお店
  • 趣味
  • お酒は飲むか
  • ネットはどれぐらい使うか
  • テレビはどれぐらい見るか
  • スマホはどれぐらい使うか
  • (今回のテーマ・アイデアに対して):
    • 何を課題、不満、不便、不安に感じているか
    • 何を達成したいか
    • 何を得たいか
    • 本音ではどう思っているか
    • 周りの人々にどう言っているか
    • いまはどのような行動をしているか

などなど・・・

必要な項目は、対象のサービスや製品によって異なるので、チームに必要だと思ったら追加します。

その内容も、ブレスト風に気軽にどんどん追加してください。かぶったり、矛盾していたりしてもかまいません。あとで話し合いながら絞り込んでいけばよいので、いったんどんどんアイデア出しをしてください。チームメンバーで意見が違っているという事実を発見することも、この作業の狙いです。

議論、絞り込み

ブレストが一段落したら、意見が分かれているところを議論してください。矛盾したり分裂していたりするところは、できるだけ絞り込みます。どうしても絞り込めない場合は、優先順位をつけて1番を決めてください。

絞り込み作業をチームメンバーで行うことで、歩調が合っていき実際につくるときの行き違いが格段に減って、生産性が上がります。

命名

ペルソナがある程度できてきたら、名前をつけてください。

このとき注意が必要なのが、チームメンバーと同じ名前やあだ名、ニックネームは絶対に避けることです。わざわざ手間をかけてペルソナをつくっているのは、第三者視点を獲得することがそもそもの目的です。チームメンバーの誰かに依存するような名前、立場を作ってしまうと、第三者視点になりません。

写真を用意しましょう。
無料素材でもかまいませんので、いくつか候補を探して、メンバーが同意できるようなものを選びます。

ペルソナの利用

企画や設計を進めるときに、この名前を呼びながら「〇〇さんはどう思うんだろうねぇ。」という感じで発想を広げていきます。たとえば、「カスタマージャーニーマップ」をつくるときに「〇〇さんは✕✕するよね」という感じで、チームメンバーと息を合わせながら進めていきます。

ブレスト的につくったB紙やホワイトボードの内容は、チームメンバーがいつも見えるところに貼り付けておけるとベストです。

まとめ

ライトな感じで「ペルソナ」を決めていく手法・テクニックと、そのメリットを紹介しました。

お役に立てば幸いです。

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