10年かかって鍛えた肩のために、横向きで寝るための専用枕を買わされる話し

ストーリー

肩の筋トレは肩こりに効く。

だれにでもあてはまるかどうかはわからない。また副作用として、一定以上筋肉がついてしまうと肩幅が広くなりムキムキな感じになるので、女性向けではないかもしれない(私自身はとてもよいと思うのだが、嫌う女性は多い。)でも、かれこれ10年ぐらい、1週間に1回ぐらい肩の筋トレをやりはじめてから、肩こりというものを感じることがほとんどなくなった。

子どものころからずっと、肩掛けカバンを使っていた。筋トレを始めるまでは、はしっこの肩の骨から首のところまで、つまり鎖骨の上のあたりはへこんでいた。だから、肩掛けカバンがずり落ちることはなく、便利だった。これが、筋トレを始めてからあと、首から肩への筋肉が盛り上がってしまい、肩掛けカバンが肩の骨にひっかからなくなって、ずり落ちるようになってしまった。いまも肩掛けカバンを使っているが、首をとおしてたすき掛けにかけて使わざるをえなくなった。しかし、肩こりからの解放感に比べれば、肩掛けカバンが使いにくくなったことなどささいな問題だ。

肩の筋トレには、ダンベルを使っている。最初は3kgだった。少しずつ少しずつ重くしていって、いまでは12kgをあげている。なんと4倍だ。すごい。子どものころから運動は苦手なほうだったし、体育系の達成感を味わったことがほとんどなかったので、地味にうれしい。ここまでくるのに10年かかったとしても、だ。

首側と同じように、肩からすぐ下の二の腕ところもだんだんと盛り上がってきた。この部分はまるくふくらんでくるので、肩幅が余計に広がる。このデメリットは意外と大きい。まず電車の横並びの席にすわれなくなる。つまり、普通のサイズよりも肩がはみ出してしまうため、腰から体をひねって横になるか、あるいは前にかがむかしないと、両脇のヒトから嫌な感じのオーラが出る。同じようにパイプ椅子も肩幅より狭いので、きっちりスキマなく並べられたパイプ椅子に座らされると、異様に苦しくなる。世の中のいわゆるガタイのよい人たちが、こんな苦労をしているとは知らなかった。

そして最近、もう一つ困りごとが出てきてしまった。
横向きに寝れないのだ。

正確に言うと、横向きに寝てしまうと、目が覚めたときに腕がしびれてしばらくの間起き上がれないのだ。以前はあお向けにまっすぐ静かに寝ていたはずなのだが、最近横向きにならないと気がすまなくなったらしい。肩幅ががっちり広がったので、普通に横向きに寝るとクビが折れる形になる。どうやらそのクビを腕を折りたたんで支えているらしい。

つまり、枕の高さが問題なのだ。
肩こりによいということで、昔から低めの枕を使っていた。しかもいま使っているのは柔らかく沈み込むタイプで、頭の位置が余計に低くなる。これで普通に横向きになるとクビが折れることにいまさらながら気がついた。

枕を高くせねばならない。
手元のクッションを使ってみたが、高さは足りるものの枕が高すぎて眠りにくい。なんとややこしいことに眠りに入るときはあお向け、上向きに寝る癖がついているのだ。そして、完全に横向きになると、肩幅が広いために上側の肩が前に曲がって痛くなることに気がついた。肩から腕についている筋肉が重いためかうまく支えられないらしいのだ。

いろいろと思い悩んだあげく、枕を探してみたところ、即座に見つかった。
ちゃんと横向きに寝るための専用枕があるのだ。

Amazonは、なぜか色違いで価格や在庫が違うものが多い。キティーちゃん仕様もあるが、私自信は迷わずそのとき一番安かったこれを買った。

首から肩への距離を自分で測ってみると11cmぐらいだったので、13.5cmあるこの商品なら足りる。どうやらよく読むと、いびきや無呼吸のための対策商品らしいが、あまり気にしないで買ってみた。

これが意外とよいのだ。
どうでもいいんじゃないかと思っていた耳用の穴がすごくいい。目をあけなくても位置がわかり正しいポジションに調整できる。手触りがよくつかみ心地もよい。上の肩が曲がって痛い問題も、背中からクッションが支えてくれて、ちょうど横向きよりも少し後ろに倒れた状態で止まってくれる。あお向けに寝るときにもギリギリたえられる高さになっていて、上向きでも眠れる。

これで当面、起きたときに手がしびれていることはなくなりそうだ。

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